いきなり舌を侵入させて絡ませると、彼が声を漏らす。 「んぅ・・・」 口内を蹂躙している間、彼のズボンのボタンを外し、ファスナーをおろす。 キスだけで固くなってしまったそこを、下着の上から指の腹で優しくなぞった。 「いつもだけど・・・こんなに喜んでたらお仕置きにならないな」 「んんっ！！」 彼が俺の胸を押し返そうとするが、そんなものは何の抗議にもならない。 今度は下着ごとズボンをずり下ろす。 そうしてあらわになったソレを少し強めに握りこんでやる。 その衝撃に驚いたのか、唇を離されてしまった。 「やぁ・・・こんなソファでなんて・・・それに、こんな明るいとこじゃ・・・」 「何言ってんの、いつも通りベッドの上じゃ、お仕置きにならないだろ？ ほら、お喋りはいいから集中して。」 再び唇を重ね、舌を吸いながらソレを上下に扱いてやる。 次第に溢れて来る先走りを先端に塗りこみながら薄眼を開けて 快感に耐えている彼の顔を盗み見る。 まつ毛をふるふると震わせ、顔も紅潮させている。 俺が彼にこんな顔をさせているのだと思うと堪らなく興奮してくる。 ソファのひじ掛けには収納があって、そこには俺が内緒で入れておいた ローションが入っていた。 それを取り出し、中身を彼自身にゆっくりと垂らしてやる。 「んんっ！！？」 冷たかったのだろう。一瞬驚いたようだったが、 後頭部を左手で支えて固定していたので唇が離されるような事はなかった。 ローションは彼自身の根元を辿り秘部も濡らしていった。 一度彼自身から手を離すと彼の秘部へ指を侵入させると、口を塞がれているため 苦しそうな声が漏れてくる。 「っん・・・ん・・・」 ここまでくればもう抵抗しない事が分かっていたので、やっと唇を離してやる。 「あぁ・・・ゆぅ、ま・・・」 可愛い顔で俺の名前を呼ぶ彼の声に俺も堪らなくなる。 ズボンと下着を下げると、いきり勃つ俺自身が姿を現す。 「ほら、背もたれに手をついて、俺の上にまたがって。」 「ぇ・・・」 「ほら、他人みたいに呼ばれて傷ついた俺を癒してよ」 「っ！！」 ずるい言い方だけど、事実なのだ。こんなに愛しい相手から敬語を使われ 、なおかつ名字で呼ばれたら、寂しい気持ちになるのは当たり前だろ。 おずおずと跨ってくる彼の腰を掴み、俺自身を宛がうとゆっくり下に降ろさせる。 「ほら、幸樹のお尻が、俺のを全部咥えこんでく。」 「んんん・・・そんな恥ずかしい事、言わないで・・・」 根元まで入ると、今度は腰を引き上げて一気に引き抜く。 「ひゃぅ！！」 「っ・・・ほら、動いて、幸樹。俺の事気持ち良くしてよ。」 動いてと言いながらも、俺も腰を動かす。 いつもは組み敷いて泣かせる事で歓んでいたが、 こうして見上げるのも悪くない。 彼の腰が次第に揺れ始める。ぎこちないその動きがまた愛おしい。 「ほら、自分の良いところをこすってごらん。」 「あ、あん、あ、ゆう・・・ゆう、まぁ、んん！」 可愛い。ずっとこうして眺めていたい所だけど、俺が持ちそうにない。 貫いたまま抱え上げ、ソファの上に彼の身体を横たえると、 激しく腰を打ち付ける。 「あ！も、だめ！っん・・・イク！イっちゃうよぉ！！」 「っ！いいよ、イって！」 「っ！あ！！！っあああ！！！」 大きく腰をグラインドさせると、彼がひと際大きな嬌声をあげて白濁の液体を飛ばす。 その後少し遅れて俺も彼の中に射精した。 「な、なんでこんな所にこんなものが入ってたの！？」 これの事とはもちろんローションの事である。 身体を清めて落ち着いたあと、再びソファに座る。 今度は上下じゃなく、ちゃんと横に座っている。 「いつでも幸樹を愛したいからに決まってるじゃないか。」 「な！！！もう！何言ってるんですか！・・・て、あ！」 「・・・幸樹・・・」 言った瞬間ハッと気付いたようだけど遅い。 実は俺は、彼の癖を知っている。 普段の会話の中で恥ずかしくなると、つい敬語になってしまうのだ。 （最中はそんな余裕がない事も知っている） もちろん俺はそれを利用している。 申し訳ないとは思わない。何年も我慢してきたんだ。それぐらい許されるだろ？ ------------------------------------------- という事でその後の蛇とお日様です。 溺愛している＆されているお話でした＾＾後半エロのみ。 蛇はSッ気のある陰湿なタイプですね（笑） novel index top